今回は、真偽値(boolean)について解説していきます。
真偽値(boolean)の解説
script.jsを以下のように書き換えてください。
const x = 1;
const y = 1;
console.log(x == y);
コンソールを確認すると、「true」と表示されます。
==
は左と右の値が等しいかを判定する演算子です。同じであればtrue(真)と、異なる場合はfalse(偽)を返します。
ここでは、xとyに同じ値が入っているので、x == y
はtrueになります。
trueとfalseを真偽値といい、これらはbooleanという型になります。
色々な値を比較してみよう
==
のように、JavaScriptには比較をするための演算子がいくつかあります。
script.jsを以下のように書き換えてみてください。
const x = 1;
const y = '1';
console.log(x == y);
xには数値の1、yには文字列の「1」が入っています。コンソールを確認すると、trueが表示されます。
次に、==
を===
に変更してみます。
const x = 1;
const y = '1';
console.log(x === y);
===
にすると、コンソールにはfalseが表示されます。このように、===
は==
よりも厳密な比較をします。
==は緩い比較なので、型が異なる以下の比較もtrueを返します。
console.log(false == 0); // => true
次に、script.jsを以下のように書き換えてください。
const x = 1;
const y = 1;
console.log(x != y);
コンソールを確認すると、falseが表示されます。
!=
は左右の値が「等しくない」かの判定をします。等しい場合はfalse、等しくない場合はtrueを返します。
以下の場合もfalseを返します。
const x = 1;
const y = '1';
console.log(x != y);
!=
は型が異なる1
と'1'
を同等として扱います。
const x = 1;
const y = '1';
console.log(x != y);
!=
を!==
に書き換えてみましょう。
const x = 1;
const y = '1';
console.log(x !== y);
この場合は、コンソールにtrue
が表示されます。!==の場合は、1
と'1'
は異なる値だと判定されます。
次に、script.jsを以下のように書き換えてみてください。
const x = 1;
const y = 5;
console.log(x > y);
コンソールには、falseが表示されます。
>
は、左の値が右の値より大きいかを判定します。上記の例では、xにはyより小さい値が入っているので、false
になります。
逆に、以下のように>
を<
に変更すると、trueが返されます。
const x = 1;
const y = 5;
console.log(x > y);
次に、script.jsを以下のように書き換えてみてください。
const x = 5;
const y = 5;
console.log(x > y);
>
や<
は、左右の値が等しい場合はfalseを返します。
次に、以下のように>
を>=
に書き換えてみてください。
const x = 5;
const y = 5;
console.log(x >= y);
この場合は、trueが表示されます。>=
は右の値が左の値以上かを判定しますので、同じ値の場合もtrueを返します。